問3 2013年1月実技資産設計提案業務
問3 問題文
下記<資料>の投資信託に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。
<資料>
[新規募集時]
投資信託の種類 :追加型株式投資信託/バランス型
決算 :年1回
申込価格 :1口当たり1円
申込単位 :1万口以上1口単位
購入時手数料(税込み):1,000万口未満3.15%、1,000万口以上2.10%
運用管理費用(信託報酬)(税込み):純資産総額に対し年1.68%
信託財産留保額 :1万口につき解約請求日の翌営業日の基準価額に0.3%を乗じた額
[1万口当たりの期中の収益分配時(年1回)の状況]
収益分配前の個別元本:10,000円
収益分配前の基準価額:11,000円
収益分配金 : 1,500円
収益分配後の基準価額: 9,500円
・ この投資信託を新規募集時に2,000万口購入する場合に支払う手数料は、( ア )円である。
・ 期中の収益分配時における1万口当たりの普通分配金は、( イ )円である。
1.(ア)420,000 (イ)1,000
2.(ア)420,000 (イ) 500
3.(ア)630,000 (イ)1,000
4.(ア)630,000 (イ) 500
問3 解答・解説
投資信託の手数料と分配金に関する問題です。
投資信託を購入する場合、販売手数料がかかる場合があります(無料の投信(ノーロード投信)もあります。)。
販売手数料=投資信託の購入額×販売手数料率
本問では、「購入時手数料(税込):1,000万口未満3.15%、1,000万口以上2.10%」とあり、「申込価格:1口当たり1円」ですから、2,000万口購入する場合にかかる手数料は、
2,000万口×2.10%=42万口=420,000円
また、収益分配金支払後の基準価額が受益者の個別元本(収益分配金支払前)よりも低い場合、元本を取り崩して分配金を支払っていることになり、特別分配金として非課税になります。
本問では、分配前の個別元本は10,000円、分配後の基準価額は9,500円ですから、差額500円が1万口当たりの特別分配金です。
収益分配金=普通分配金+特別分配金 ですから、
1万口当たりの普通分配金=収益分配金1,500円−特別分配金500円=1,000円
従って正解は、(ア)420,000 (イ)1,000
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