問8 2013年1月学科
問8 問題文択一問題
公的年金等の税務に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.公的年金のうち、障害給付と遺族給付は非課税である。
2.公的年金の老齢給付の額が所定の額以上である場合、原則として、当該給付の額から所得税が源泉徴収される。
3.公的年金等控除の対象となる公的年金等の範囲には、確定拠出年金制度に基づく年金支払いの老齢給付や厚生年金基金に基づく退職年金も含まれる。
4.公的年金等控除額は、受給者の年齢および年金支給額に応じて異なるが、年齢についてはその年の1月1日現在で判定する。
問8 解答・解説
公的年金等の税務に関する問題です。
1.は、適切。公的年金のうち、老齢年金は雑所得として課税対象ですが、障害・遺族年金は非課税です。
2.は、適切。年金額が一定額以上の場合、年金から所得税が源泉徴収されます。
3.は、適切。公的年金等控除の対象となる公的年金等には、国民年金や厚生年金、共済年金といった公的年金だけでなく、企業年金である厚生年金基金、退職年金、確定拠出年金なども含まれます。
4.は、不適切。公的年金等控除額は、受給者の年齢と年金支給額に応じて異なりますが、年齢は収入のあった年の12月31日現在の年齢で判定します。
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