問8 2010年9月学科
問8 問題文択一問題
公的年金等の税務に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.公的年金のうち、老齢給付については雑所得として課税の対象となるが、障害給付と遺族給付については非課税である。
2.公的年金等の年金額が所定の額以上である場合、原則として、当該年金額から所得税が源泉徴収される。
3.公的年金等に係る雑所得の金額は、公的年金等の収入金額から公的年金等控除額を差し引いて計算する。
4.公的年金等控除の対象となる公的年金等には、厚生年金基金からの老齢給付、適格退職年金契約に基づく退職年金などが含まれるが、確定拠出年金からの老齢給付は含まれない。
問8 解答・解説
公的年金等の税務に関する問題です。
1.は、適切。公的年金のうち、老齢年金は雑所得として課税対象ですが、障害・遺族年金は非課税です。
2.は、適切。年金額が一定額以上の場合、年金から所得税が源泉徴収されます。
3.は、適切。公的年金等に係る雑所得の金額は、年金の収入金額から公的年金等控除額を差し引いて計算します(公的年金等の雑所得=年金収入−公的年金等控除額)。
4.は、不適切。公的年金等控除の対象となる公的年金等には、国民年金や厚生年金、共済年金といった公的年金だけでなく、企業年金である厚生年金基金、退職年金、確定拠出年金なども含まれます。
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