2級FP過去問解説　問1　2012年9月実技（資産設計）

ファイナンシャル・プランナー（以下「ＦＰ」という）が、ファイナンシャル・プランニング業務を行ううえでは「関連業法」を順守することが重要である。ＦＰの行為に関する次の（ア）〜（エ）の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。

（ア）司法書士資格を有していないＦＰが、顧客の任意後見人となる契約を締結した。

（イ）社会保険労務士資格を有していないＦＰが、顧客の公的年金の受給見込み額の計算を行った。

（ウ）保険募集人の登録をしていないＦＰが、変額個人年金保険の商品説明を行った。

（エ）税理士資格を有していないＦＰが、顧客の所得税の確定申告書類を作成した。

FP倫理と関連法規に関する問題です。

（ア）は、○。任意後見人となる際、特別な資格は不要ですので、司法書士資格のないFPでも可能です。

（イ）は、○。弁護士・社労士資格のないFPでも、顧客の公的年金の受給見込み額の計算を行うことは可能です。
ただし、公的年金の請求手続きの代行等は、弁護士・社労士資格のないFPはできません。

（ウ）は、○。保険募集人登録を受けていないFPでも、保険の商品説明を行うことは可能です。ただし、保険の募集行為を行うことはできません。

（エ）は、×。税理士資格のないFPは、顧客に対して、所得税の確定申告書の代理作成することはできません。

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