問1 2012年1月実技資産設計提案業務

問1 問題文と解答・解説

問1 問題文

ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)が、ファイナンシャル・プランニング業務を行ううえでは「関連業法」を順守することが重要である。FPの行為に関する次の(ア)〜(エ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。

(ア)社会保険労務士資格を有していないFPが、顧客から公的年金制度の改正に関する質問を受け、回答した。

(イ)税理士資格を有していないFPが、無償で顧客の具体的な納税額に関する税務相談を行った。

(ウ)弁護士資格を有していないFP(遺言者や公証人と利害関係はない)が、顧客から依頼され、公正証書遺言の証人となった。

(エ)司法書士資格を有していないFPが、顧客の任意後見人となる契約を締結した。

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問1 解答・解説

FP倫理と関連法規に関する問題です。

(ア)は、○。社労士資格のないFPでも、公的年金の制度改正に関する説明を行うことは可能です。

(イ)は、×。税理士資格のないFPは、有償無償を問わず、相談者の納税額計算等の、個別具体的な税務相談を行うことはできません。

(ウ)は、○。公正証書遺言の証人となる際、特別な資格は不要ですので、弁護士資格のないFPでも可能です。ただし、遺言者や公証人と利害関係がある(配偶者や親族等)場合、遺言の証人にはなれません。

(エ)は、○。任意後見人となる際、特別な資格は不要ですので、司法書士資格のないFPでも可能です。

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