問14 2012年9月実技資産設計提案業務
問14 問題文
地震保険に関する次の記述の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
・火災保険の保険金額が下記のとおりである場合、地震保険の保険金額として、居住用建物については( ア )の範囲内で契約することができる。
<火災保険の保険金額>
居住用建物:3,000万円
家財 :1,000万円
・ 家財のうち、1個または1組の価額が30万円を超える貴金属・宝石・書画・骨とう品、また、通貨や有価証券は、地震保険の補償対象に( イ )。
・ 地震保険の保険金は、保険の対象に生じた損害が( ウ )に該当した場合に支払われる。
1.(ア)1,500万円〜3,000万円 (イ)なる (ウ)全損・半損・一部損
2.(ア)1,500万円〜3,000万円 (イ)ならない (ウ)全壊・大規模半壊・半壊
3.(ア)
900万円〜1,500万円 (イ)なる (ウ)全壊・大規模半壊・半壊
4.(ア)
900万円〜1,500万円 (イ)ならない (ウ)全損・半損・一部損
問14 解答・解説
地震保険に関する問題です。
地震保険は、単独では加入できず、火災保険等に付帯して加入する必要がありますが、地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の30〜50%の範囲内(建物は上限5,000万円、家財は上限1,000万円)で、加入者が自由に設定できます。
従って、火災保険の保険金額が居住用建物3,000万円・家財1,000万円の場合、地震保険の保険金額は、居住用建物900〜1,500万円・家財300〜500万円の範囲内となります。
また、火災保険では30万円を超える貴金属・宝石・骨とう品等は、契約時に申込書に明記することで補償されますが、地震保険では補償対象とすることができません。
なお、地震保険により支払われる保険金は、損害の割合によって3段階に分かれており、全損は契約金額の100%、半損50%、一部損5%で、いずれも時価が限度です。
従って正解は、(ア)900万円〜1,500万円 (イ)ならない (ウ)全損・半損・一部損
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