問19 2011年9月学科
問19 問題文択一問題
損害保険を活用した家庭のリスク管理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.Aさんは、居住用建物および収容家財の地震もしくは噴火、またはこれらによる津波を原因とする火災や損壊等によるリスクに備えて、火災保険に付帯して地震保険に加入した。
2.個人事業を営むBさんは、病気やケガで就業不能となり収入を得られなくなるリスクに備えて、所得補償保険に加入した。
3.Cさんは、国内旅行中に友人から借りたビデオカメラを誤って壊してしまうリスクに備えて、個人賠償責任補償特約を付帯した国内旅行(傷害)保険に加入した。
4.Dさんは、Dさんと同居し生計を共にしている母が、日常生活における偶然な事故によるケガで入院するリスクに備えて、家族傷害保険に加入した。
問19 解答・解説
損害保険による個人のリスク管理に関する問題です。
1.は、適切。地震保険は、居住用建物や家財について、地震以外にも、地震によって生じた火災・津波や噴火による損害を補償する保険で、火災保険に付帯して加入します。
2.は、適切。所得補償保険は、病気やケガで就業不能となった場合、保険金として設定した一定金額を月額で受け取れる保険です。
3.は、不適切。個人賠償責任補償特約は、日常生活における偶発的な事故による賠償責任を補償するものですが、業務に関するもの、他人から預かった物や借りた物、自動車の運行・管理等の賠償責任については補償対象外です。
4.は、適切。家族傷害保険は、日常生活の偶然な事故による傷害(死亡・後遺障害・入院・手術・通院)を補償する保険で、本人・配偶者・その他の親族が補償対象です。
※その他の親族:同居親族、別居の未婚の子(いずれも本人または配偶者と同一生計)
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