問18 2012年9月学科
問18 問題文択一問題
個人事業主が契約者(=保険料負担者)である損害保険の税務処理に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.個人事業主が所有する業務用自動車の自損事故により受け取った車両保険金をすべて車両の修理費に充当した場合、修理費用は必要経費に算入し、受け取った保険金は事業収入に算入する。
2.業務中の事故によりケガを負ったときの補償のために、個人事業主を被保険者として契約している交通事故傷害保険の保険料は、必要経費として処理できる。
3.使用人を被保険者とする普通傷害保険の契約で、使用人が事故で死亡し相続人が保険金を受け取った場合、受け取った保険金は贈与税の課税対象である。
4.店舗併用住宅(自己所有)の1階(床面積100u)を店舗兼事務所として使用し、2階(床面積80u)を居住用とした場合、建物の火災保険料の全額を必要経費として処理できる。
問18 解答・解説
個人事業の損害保険の経理処理に関する問題です。
1.は、適切。業務用自動車が事故で破損し、受け取った車両保険金をすべて修理費に充当した場合、修理費用は必要経費に算入し、受け取った保険金は事業収入に算入します。
従って、必要経費(修理費)=事業収入(保険金)となるため、結果的に受け取った保険金には課税されません。
2.は、不適切。個人事業主を被保険者とする生命保険料や傷害保険料・自宅部分の火災保険料などは事業の必要経費には出来ません。
3.は、不適切。被保険者=使用人とする保険契約で、使用人の相続人が死亡保険金を受け取った場合、受け取った保険金はみなし相続財産として相続税の課税対象となります。
4.は、不適切。個人事業主の店舗併用住宅では、住居部分の火災保険料は、必要経費に算入されません。
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