問17 2012年9月学科
問17 問題文択一問題
地震保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.家財が対象となっている地震保険では、地震で建物が損壊した直後に被った家財の盗難による損害も補償される。
2.保険料の金額は、建物の構造と所在地により決定され、建物の築年数や耐震性能等が金額に反映されることはない。
3.損害の程度が全損、半損、一部損のいずれかに該当するときに、保険価額を限度としてそれぞれに定められた保険金額に対する割合で保険金が支払われる。
4.保険金額は、一定の金額を限度に、主契約の火災保険の保険金額の50%〜100%の範囲内で契約者が任意に設定する。
問17 解答・解説
地震保険に関する問題です。
1.は、不適切。地震保険は、地震、噴火、地震・噴火による津波による損害が補償対象ですが、物の紛失や盗難は補償対象外です。
2.は、不適切。地震保険の保険料は、建物の構造や所在地(都道府県)により異なり、保険料の割引制度として、建物の「免震建築物割引」や「耐震診断割引」等があります。
3.は、適切。地震保険により支払われる保険金は、損害の割合によって3段階に分かれており、全損は契約金額の100%、半損50%、一部損5%で、いずれも保険価額(時価)が限度です。
4.は、不適切。地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の30〜50%の範囲内(建物は上限5,000万円、家財は上限1,000万円)で、加入者が自由に設定できます。
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