問14 2012年9月学科

問14 問題文と解答・解説

問14 問題文択一問題

団体信用生命保険の商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。ただし、団体信用生命保険に特約は付帯していないものとする。

1.住宅ローン残高が減少するに伴い、保険金額が減少する。

2.被保険者の死亡・高度障害だけでなく、就業不能の場合も給付の対象となる。

3.保険料は、所得税・住民税における生命保険料控除の対象とはならない。

4.契約者は住宅ローンの債権者である金融機関であり、被保険者は住宅ローンの債務者である。

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問14 解答・解説

団体信用生命保険に関する問題です。

1.は、適切。団体信用生命保険は、住宅ローンを借りた人が死亡・高度障害状態になった場合、本人に代わって保険会社がローン残高を債権者(銀行)に支払う保険ですから、住宅ローンの返済で残高が減少すると、保険金額も減少します。

2.は、不適切。団体信用生命保険では、被保険者の死亡・高度障害が給付対象ですが、就業不能の場合は給付対象外です。 このため、病気や怪我で長期にわたって仕事ができない場合、月々のローンの返済が大きな負担となってしまうことがあります。

3.は、適切。生命保険料控除の対象は、保険金の受取人が被保険者や家族の保険ですが、団信の契約者と保険金の受取人は、ローン契約者ではなく金融機関となるため、団信は生命保険料控除の対象にはなりません

4.は、適切。団信は、住宅ローンの債権者である金融機関が、被保険者=住宅ローンの債務者、保険金受取人=金融機関自身として、保険会社と契約する保険です。

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