問6 2012年9月学科
問6 問題文択一問題
老齢厚生年金および老齢基礎年金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.65歳からの老齢厚生年金は、老齢基礎年金の受給資格期間を満たし、厚生年金保険の被保険者期間が1ヵ月以上ある者に支給される。
2.老齢厚生年金の受給権者に加給年金額の対象となる配偶者がいる場合の加給年金額は、その配偶者の生年月日に応じて定められた金額となる。
3.老齢基礎年金に加算される振替加算の額は、その老齢基礎年金の受給権者の生年月日に応じて定められた金額となる。
4.65歳到達時に老齢基礎年金の受給権を有する者が、老齢基礎年金の繰下げ支給の申出をする場合、その申出は66歳到達日以降に行う。
問6 解答・解説
老齢基礎年金・老齢厚生年金に関する問題です。
1.は、適切。65歳からの老齢厚生年金の支給要件は、老齢基礎年金の受給資格期間を満たしていることと、厚生年金保険の被保険者期間が1ヵ月以上あることです。
2.は、不適切。配偶者の加給年金の支給額は、原則として一律同額ですが、年金を受ける人が昭和9(1934)年4月2日以降生まれの場合は、年金を受ける人の生年月日に応じて配偶者の加給年金額に特別加算がされます。
3.は、適切。配偶者の加給年金は、配偶者が65歳になって老齢基礎年金をもらえるようになると加算されなくなりますが、一定額が振替加算として、配偶者の老齢基礎年金額に加算されます。
振替加算額は、配偶者(老齢基礎年金の受給権者)の生年月日に応じて決められています。
4.は、適切。年金の繰下げができるのは、66歳到達以後です。
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