問4 2013年1月実技生保顧客資産相談業務
問4 問題文
Mさんは,現時点でAさんが死亡した場合の必要保障額を計算した。(1)遺族に必要な生活資金等の総額(支出総額),(2)必要保障額,をそれぞれ求めなさい。計算にあたっては下記の<条件>を利用し,それ以外の条件等は考慮しなくてよい。
<条件>
@)現在の毎月の日常生活費(住居費を除く)は20万円であり,Aさん死亡後から第2子が独立するまで(15年間)の生活費は,現在の日常生活費の70%とし,第2子独
立後の期間における妻Bさんの生活費は,現在の日常生活費の50%とする。
A)第2子独立時の妻Bさんの年齢における平均余命は,35年とする。
B)Aさんの葬儀費用等は,300万円とする。
C)Aさん死亡後の住居費の総額は,4,500万円とする。
D)子ども2人の教育資金および結婚援助資金の総額は,3,300万円とする。
E)死亡退職金見込額と保有金融資産の合計額は,2,300万円とする。
F)Aさん死亡後に妻Bさんが受け取る公的年金等の総額は,6,200万円とする。
G)設例の生命保険の保障金額は,考慮しなくてよい。
問4 解答・解説
必要保障額に関する問題です。
死亡時の必要保障額の計算式は、 必要保障額=死亡後の総支出−総収入 ですから、収入と支出をそれぞれ計算します。
<支出の部>
(1)(2)死亡後の生活費
・第2子が独立するまで:現在の生活費20万円×70%×12ヶ月×15年=2,520万円
・第2子独立後:現在の生活費20万円×50%×12ヶ月×平均余命35年=4,200万円
よって、Aさん死亡後の生活費:2,520万円+4,200万円=6,720万円
(3) 葬儀費用等:300万円
(4) 住死亡後の住居費:4,500万円
(5) 教育資金・結婚援助資金:3,300万円
よって、総支出=6,720万円+300万円+4,500万円+3,300万円=14,820万円
<収入の部>
(6) 死亡退職金見込額と保有金融資産の合計額:2,300万円
(7) 妻Bさんの公的年金総額:6,200万円
(8) 現在加入している生命保険の保障金額は考慮しない。
よって、総収入=2,300万円+6,200万円=8,500万円
従って、必要保障額=総支出14,820万円−総収入8,500万円=6,320万円 です。
従って正解は、(1) 14,820、 (2) 6,320
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