問54 2013年1月学科
問54 問題文択一問題
金融資産の相続税評価に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.定期預金の価額は、原則として、課税時期の預入残高に源泉所得税相当額控除後の既経過利子を加算した金額により評価する。
2.金融商品取引所に上場されている利付公社債の価額は、原則として、券面価額に源泉所得税相当額控除後の既経過利息の額を加えた金額で評価する。
3.相続開始時において、まだ保険事故が発生していない生命保険契約に関する権利の価額は、原則として、相続開始時においてその契約を解約するとした場合に支払われることとなる解約返戻金の額により評価する。
4.証券投資信託(上場証券投資信託を除く)の受益証券の価額は、課税時期において解約請求または買取請求を行ったとした場合に証券会社等から支払いを受ける価額により評価する。
問54 解答・解説
金融資産の相続税評価に関する問題です。
1.は、適切。定期預金は、源泉徴収後の既経過利子額(預入日から相続開始日までの利子)と課税時期の預入残高の合計で評価します。
2.は、不適切。金融商品取引所に上場されている利付公社債は、源泉徴収後の既経過利息(購入日から相続開始日までの利息)と課税時期の最終価格(市場価格)の合計で評価します。
3.は、適切。生命保険は、課税時期での解約返戻金の額で評価します。
4.は、適切。証券投資信託は、相続開始時に解約請求または買取請求を行った場合に支払われる金額で評価します。
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