問56 2012年1月学科
問56 問題文択一問題
相続税の財産評価に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.定期預金の価額は、課税時期における預入残高で評価する。
2.個人向け国債の価額は、額面金額で評価する。
3.取引相場のあるゴルフ会員権の価額は、課税時期における通常の取引価額の80%に相当する金額で評価する。
4.金融商品取引所に上場されている証券投資信託の受益証券の価額は、上場株式の評価に準じて評価する。
問56 解答・解説
相続税の財産評価に関する問題です。
1.は、不適切。定期預金は、既経過利子額(預入日から相続開始日までの利子)と課税時期の預入残高の合計で評価します。
2.は、不適切。個人向け国債は、課税時期に中途換金した場合の払い戻し額で評価します(中途換金のため、額面+利子よりも少ない評価額となる)。
3.は、不適切。取引相場のあるゴルフ会員権は、課税時期(相続による財産取得時)の取引価格の70%で評価します。
4.は、適切。ETFやJ-REITといった金融商品取引所に上場されている投資信託は、上場株式の評価方法に準じて評価(相続発生日の終値、相続の発生月・前月・前々月の各終値月平均のうち、最も低い額)します。
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