問16 2013年1月学科
問16 問題文択一問題
傷害保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、特約は付帯していないものとする。
1.普通傷害保険は、被保険者が地震を原因としてケガをした場合、補償の対象とする。
2.家族傷害保険の被保険者の範囲は、本人、本人の配偶者、ならびに本人または配偶者と生計を共にする同居の親族であり、生計を共にする別居の未婚の子は含まれない。
3.国内旅行傷害保険は、被保険者が国内旅行中に虫垂炎にかかった場合、保険金支払いの対象とする。
4.交通傷害保険は、被保険者が道路を歩行中に建物の看板が落下してきたことによりケガをした場合、保険金支払いの対象とする。
問16 解答・解説
傷害保険に関する問題です。
傷害保険は、国内外を問わず、旅行中を含めた日常生活での怪我などを補償する保険ですが、補償対象は「急激かつ偶然な外来の事故による傷害」に限定されています。
1.は、不適切。普通傷害保険は、国内外を問わず、旅行中を含めた日常生活での怪我などを補償する保険ですので、地震によるケガは補償対象外です(ただし、特約で補償対象となる場合もあります)。
2.は、不適切。家族傷害保険は、本人・配偶者・その他の親族が補償対象ですが、その他親族には同居親族、別居の未婚の子(いずれも本人または配偶者と同一生計)が含まれます。
3.は、不適切。国内旅行傷害保険は、国内旅行中の怪我のほか、通常の傷害保険では補償されないO-157などの細菌性食中毒も補償対象です。ただし、虫垂炎(盲腸)は、対象外となります。
4.は、適切。交通(事故)傷害保険は、国内外を問わず、電車・飛行機・自動車などさまざまな乗り物に搭乗中の事故による傷害について補償する保険ですが、道路を通行中の、建物からの落下物によるケガも、補償対象です。
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