問15 2013年1月学科
問15 問題文択一問題
自動車保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.対人賠償保険は、運転免許失効中の者が運転中に自動車事故で他人を死傷させた場合、保険金支払いの対象となる。
2.無保険車傷害保険は、対人賠償保険を契約していないなど、賠償資力が十分でない他の自動車との事故により、運転者や同乗者が死亡または後遺障害になったときに保険金が支払われる。
3.人身傷害補償保険は、被保険者が自動車事故で死傷した場合、自己の過失部分を除いた損害について、保険金が支払われる。
4.車両保険は、特約を付さなければ、一般に、地震・噴火またはこれらによる津波による損害は保険金の支払いの対象とはならない。
問15 解答・解説
自動車保険(いわゆる任意保険)に関する問題です。
1.は、適切。対人・対物賠償保険では、運転免許失効中でも、第三者の財産への損害は、補償されます。
この他飲酒運転などでも、被害者への賠償である対人・対物賠償保険は補償対象です。
2.は、適切。無保険車傷害保険は、対人賠償保険を契約していなかったり、契約していても保険額が不十分といったように、賠償金の支払能力が無い相手との自動車事故で、運転者や同乗者が死亡・後遺障害になったときに保険金が支払われます(自分が契約している対人賠償保険と同額の範囲内、上限2億円)。
3.は、不適切。人身傷害補償保険で支払われる保険金は、自動車事故における自己の過失部分も含まれます。
4.は、適切。車両保険は、盗難または衝突、接触、火災、爆発、台風、洪水などの偶然な事故による契約車両の損害に対して、補償されますが、地震や噴火によって生じた津波や地震・噴火による損害は、特約の付帯が必要です。
地震・噴火・津波は、別途契約したり特約付帯が必要なのは、地震保険と同じですね。
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