問1 2012年9月実技損保顧客資産相談業務

問1 問題文と解答・解説

問1 問題文

Aさんが原則として65歳から受給できる老齢基礎年金の年金額を,平成24年度価額(物価スライド特例措置による金額)に基づいて求めなさい。計算過程を示し,答は円単位とすること。なお,端数処理は,以下のとおりとすること。
・計算過程は,円未満を四捨五入
・答の年金額は,50円未満は切捨て,50円以上100円未満は100円に切上げ

<資料>
老齢基礎年金の計算式
786,500円×(保険料納付済月数+保険料半額免除月数×□/□+保険料全額免除月数×□/□)/(加入可能年数×12)

※上記計算式において,保険料の4分の1免除および4分の3免除は省略している。
※問題の性質上,明らかにできない部分は□で示してある。

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問1 解答・解説

老齢基礎年金の支給額に関する問題です。

老齢基礎年金額の計算式は、以下の通りです。
老齢基礎年金=満額の基礎年金×(納付済月数+免除分調整月数)/(加入可能年数×12)

まず、平成24年度の満額の基礎年金額は、786,500円
次に、保険料納付済月数ですが、Aさんの保険料納付済期間は、納付予定も含めて32年間(384月)です。
次に免除期間は、全額免除や半額免除等、保険料の免除分に応じて免除月数に一定数を乗じて、調整計算します。
国民年金の免除分調整割合は、平成21年3月分までは、以下の割合です。
全額免除:1/3、4分の3免除:1/2、半額免除:2/3、4分の1免除:5/6 

よってAさんの免除分調整月数は、
全額免除:36月×1/3=12月、半額免除:12月×2/3=8月 となるため、合計20月です。
またAさんは昭和16年4月2日以降生まれですので、「加入可能年数」は40年です。
(昭和16年4月1日以前生まれの場合、加入可能年数は40年を下回ります。)
以上により、
Aさんの老齢基礎年金=786,500円×(384月+20月)/(40年×12)
          =661970.833≒662,000円
(50円未満を切捨て、50円以上100円未満は100円に切上げ)

第1問             問2
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