問13 2013年1月学科
問13 問題文択一問題
生命保険料控除制度に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.一般の生命保険料控除の対象となる保険料は、保険料負担者またはその配偶者、その他の親族を保険金受取人とする生命保険契約等の保険料である。
2.生命保険料控除の対象となる保険料の金額は、その年に払い込んだ保険料合計額であり、その年に配当金を受け取ったとしてもその配当金は差し引かない。
3.個人年金保険料控除の対象となる契約は、保険料払込期間が10年以上であること等の一定の契約条件を備え、個人年金保険料税制適格特約を付加した契約である。
4.生命保険料控除は、勤務している会社で年末調整を受けられる給与所得者であれば、確定申告を行わなくても年末調整によってその適用を受けることができる。
問13 解答・解説
生命保険料控除に関する問題です。
1.は、適切。生命保険料控除は、保険金受取人が、自分自身・配偶者・その他の親族である生命保険の保険料が対象です(保険期間5年未満のもの、外国保険会社との国外契約を除く)。
2.は、不適切。生命保険料控除の対象は、その年に払い込んだ保険料の合計額(上限は所得税12万円、住民税7万円)ですが、生命保険の契約者配当金や割戻金は、契約期間中に受け取る場合には、生命保険料控除を計算する際の支払保険料から控除されます。
3.は、適切。個人年金保険料控除が適用される個人年金の場合、保険料の払込期間が10年以上であることが必要(一時払いは対象外)で、個人年金保険料税制適格特約の付加も必要です。
4.は、適切。生命保険料控除は、年末調整の際に勤務先に生命保険料控除証明書を提出することで、適用されますので、確定申告は不要です。
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