問10 2012年9月実技中小事業主資産相談業務
問10 問題文
甲土地と乙土地を一体の土地として耐火建築物を建築する場合の建ぺい率の上限を求めなさい。計算過程を示して,答は%表示とし,%表示における小数点以下第1位を四捨五入すること。
問10 解答・解説
建ぺい率の上限に関する問題です。
防火規制がそれぞれ異なる土地にまたがっている場合、もっとも厳しい規制が課されますので、本問の場合はすべて防火地域扱いとなります。
また、防火地域に耐火建築物を建築する場合、10%の建ぺい率緩和を受けられ、指定建ぺい率が80%の地域でかつ防火地域内に耐火建築物を建てる場合は、建ぺい率の制限がありません(建ぺい率100%)。
よって、第一種住居地域部分の建ぺい率は、60%+10%、商業地域部分の建ぺい率は、100%となります。
さらに、建ぺい率が異なる地域にまたがる土地全体の建ぺい率を求める場合、それぞれの土地での建築可能面積の合計を、土地全体の面積で除して求めます(加重平均)。
よって、甲・乙を一体利用する場合の建ぺい率の上限は、
商業地域部分の建築面積:(200u+150u)×100%=300u
第1種住居地域部分の建築面積:150u×(60%+10%)=105u
土地全体の建ぺい率の上限:(300 u+105u)÷500u=91%
関連・類似の過去問
【関連・類似問題で学習効果UP!】
- 2級FP過去問解説 問10 2012年1月実技(中小事業主)
- 2級FP過去問解説 問10 2012年5月実技(個人資産)
- 2級FP過去問解説 問12 2012年5月実技(個人資産)
- 2級FP過去問解説 問12 2012年1月実技(個人資産)
generated by 関連エントリーリストジェネレータ
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】