問6 2012年9月実技損保顧客資産相談業務

問6 問題文と解答・解説

問6 問題文

Mさんは,Aさんに対して,自動車保険(車両保険)からの保険金支払例を具体的に説明した。下記の<資料>を基に,Aさんが加入したと仮定する自動車保険(車両保険)から,Aさんに対して支払われる保険金を解答用紙の計算手順に従い求めなさい。答は万円単位とすること。なお,相手側の対物賠償保険からは保険金が支払われるものとする。

<資料>
(1) Aさんが加入したと仮定する自動車保険の内容(一部抜粋)
 対人賠償保険(限度額): 無制限
 対物賠償保険(限度額): 無制限
 車両保険(保険金額) : 200万円(一般車両保険)
※車両保険の免責金額に関する契約はない(自己負担額はない)ものとする。
※事故の相手側も同様の保険に加入しているものとする。

(2) 事故の内容等
 ・Aさんは交差点で他の車(相手側)と衝突する自動車事故を起こした。
 ・事故によるAさんの車の損害額を100万円とする。
 ・事故による相手側の車の損害額を50万円とする。
 ・事故の過失割合を「Aさん6:相手側4」とする。
 ・お互いに,自動車損害賠償責任保険に加入しているものとする。

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問6 解答・解説

任意保険の保険金支払いに関する問題です。

対物賠償保険は、自動車事故で他人の車やモノなどに損害を与え、法律上の賠償責任を負った場合に保険金が支払われる保険ですので、Aさんの自動車の損害については、相手側の対物賠償保険から保険金が支払われます。

ただし、対物賠償保険で支払われる保険金(賠償金)は、自分自身の過失割合分だけが相手に支払われます(対人賠償保険も同様)。

よって、Aさんの損害額が100万円で、相手側の過失割合が4割ですから、
相手側の対物賠償保険からAさんに支払われる金額は、100万円×40%=40万円 です。

次に、車両保険では、盗難または衝突、接触、火災、爆発、台風、洪水などの偶然な事故による契約車両の損害に対して、補償されますが、支払われる保険金額は、実際の損害額から相手から賠償された金額(回収金)を差し引いた額です。

よって、Aさんの損害額のうち、相手からの回収金40万円は除くため、残りの60万円が、Aさんの車両保険からAさんに支払われます。
正解は、100万円−40万円=60万円

問5             第3問
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