問18 2012年9月実技資産設計提案業務
問18 問題文
下記の<親族関係図>の場合において、民法の規定に基づく法定相続分に関する次の記述の空欄(ア)〜(ウ)に入る適切な語句または数値を語群の中から選び、解答欄に記入しなさい。なお、同じ語句または数値を何度選んでもよいこととする。
<親族関係図>
[相続人の法定相続分]
・ 被相続人の妻の法定相続分は( ア )。
・ 妹の法定相続分は( イ )。
・ 甥Aと姪Bのそれぞれの法定相続分は( ウ )。
<語群>
なし 1/2 1/3 1/4 1/8 2/3
3/4 3/8 1/16
問18 解答・解説
法定相続分に関する問題です。
配偶者は常に法定相続人となり、それ以外の親族は、子・直系尊属・兄弟姉妹の順に、先の順位者がいない場合に、法定相続人となります。
従って、本問における法定相続人は、配偶者である妻と、兄、妹の3人が法定相続人となるはずですが、兄は相続放棄しています。
相続放棄すると、「初めから相続人とならなかったもの」としてみなされるため、相続放棄した人に子供がいる場合でも、その子供が代襲相続人にはなりません。(よって、甥Aと銘Bは法定相続人になりません)
よって、 本問の法定相続人は、配偶者である妻と、被相続人の妹の2人となります。
配偶者と兄弟姉妹が相続人のとき、配偶者の相続分は4分の3、兄弟姉妹の相続分は4分の1ですから、それぞれの法定相続分は、以下の通りです。
配偶者 :3/4
妹 :1/4
従って正解は、
・ 被相続人の妻の法定相続分は( ア 3/4 )。
・ 妹の法定相続分は( イ 1/4 )。
・ 甥Aと姪Bのそれぞれの法定相続分は( ウ なし )。
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