問40 2012年1月実技資産設計提案業務
問40 問題文
明子さんの兄の謙治さんは、大学卒業後、勤務し続けてきた会社をまもなく定年退職する。そこで明子さんは、謙治さんの退職後の公的医療保険についてFPの沼田さんに相談をした。全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の任意継続被保険者に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.任意継続被保険者の加入申出期限は、健康保険の資格喪失日から14日以内である。
2.任意継続被保険者として加入できる期間は最長で1年間である。
3.任意継続被保険者には被扶養者の制度が設けられていない。
4.任意継続被保険者の保険料は全額自己負担であり、事業主による負担はない。
問40 解答・解説
健康保険の任意継続被保険者に関する問題です。
1.は、不適切。任意継続被保険者となるには、資格喪失日(退職日の翌日)から20日以内に保険者である健康保険組合・住所地を管轄する全国健康保険協会の都道府県支部に申し出る必要があります。
2.は、不適切。任意継続被保険者として加入できる期間は、最長で2年間です。
3.は、不適切。任意継続被保険者となった場合でも、年収130万円等の要件を満たす配偶者や子を、被扶養者として加入させることが可能です。
4.は、適切。任意継続被保険者になると、保険料は事業主が負担していた分も全額自己負担となるため、大体それまでの2倍程度になります。
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