問44 2012年9月学科
問44 問題文択一問題
都市計画法の規制に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.市街化区域とは、すでに市街地を形成している区域およびおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域のことである。
2.市街化区域で行う開発行為で、その規模が一定面積未満の場合は、都道府県知事等の許可が不要である。
3.開発許可を受けた開発区域内の土地においては、開発工事完了の公告があるまでの間は、原則として、建築物を建築することができない。
4.農業を営む者の居住の用に供する建築物の建築を目的として市街化調整区域で行う開発行為は、開発許可が必要である。
問44 解答・解説
都市計画法に関する問題です。
1.は、適切。市街化区域は「すでに市街地を形成している区域」および「おおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域」です。
2.は、適切。市街化区域で開発行為をする場合、1,000u未満の開発であれば、都市計画法に定める開発許可が不要です。
3.は、適切。開発許可を受けた開発区域内の土地では、開発工事完了の公告があるまでは、建築物を建築できません。
土地の開発行為とは、土石等の採取・土地の埋め立て・土地の形質の変更をすることですので、開発工事完了前に勝手に建物を建てられてしまうことを防止するため、工事完了の公告まで建築制限を設けているわけです。
4.は、不適切。市街化調整区域等の市街化区域外であれば、農林漁業用建築物や農林漁業従事者の住宅の建築目的の開発行為には、許可不要です。
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