問5 2022年1月実技生保顧客資産相談業務
問5 問題文
Mさんは、Aさんに対して、生命保険の見直しについて説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1)「現在加入している定期保険特約の保険金額を減額し、提案を受けた生命保険に加入することも検討事項の1つです。現時点でのAさんの必要保障額を算出し、適正な死亡保険金額を把握することから保障内容の見直しを始めてください」
(2)「現在加入している生命保険を契約転換して、X生命保険が取り扱っている介護保険・認知症保険等に加入する方法もあります。転換後契約の保険料は転換前契約の加入時の年齢により算出されるため、新規に加入する場合と比較し、保険料負担を抑えることができます」
(3)「認知症保険に係る保険料は、保険金額が同額であれば、被保険者の年齢に関係なく、同一となります。今回は提案を受けた生命保険への加入を見送り、終身保険の保険料払込満了後に加入することも検討事項の1つです」
問5 解答・解説
必要保証額・契約転換・認知症保険に関する問題です。
(1)は、○。「Aさんは介護や認知症に対する保障を充実させたい」という希望があるため、それらの特約が付加された生命保険に加入することは検討に値します。必要保障額=死亡後の総支出−総収入 ですから、もし必要保障額がマイナスの場合は、計算上、死亡保障は必要ないことになります。
(2)は、×。契約転換とは、現在加入している生命保険の積立部分や積立配当金を「転換(下取り)価格」として、新しい契約の一部にあてる方法ですので、下取り部分が充当される保障内容や、転換前後の保障内容を比較し、総合的に判断することが必要です。また、現在の契約(転換前契約)の予定利率を引き継ぐことはできず、保険料は転換時の年齢・保険料率により計算されます。
(3)は、×。認知症保険の保険料は、加入時の年齢によって異なり、認知症のリスクが高まる分、年齢が上がると保険料は高くなります。よって、介護や認知症に対する保障を充実させつつ、保険料負担を抑えたいのであれば、早めの加入検討が必要です。
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