問5 2020年9月実技中小事業主資産相談業務

問5 問題文と解答・解説

問5 問題文

Z社社債を《設例》の<Z社社債の条件>に基づいて購入した場合において、次の(1)〜(3)をそれぞれ求め、解答用紙に記入しなさい(計算過程の記載は不要)。なお、〈答〉は、表示単位の小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までを解答すること。また、税金や手数料等は考慮しないものとする。

(1)Z社社債を購入した場合の直接利回り

(2)Z社社債を購入し、償還まで保有した場合の最終利回り(年率・単利)

(3)Z社社債を購入し、2年後に額面100円当たり100.50円で売却した場合の所有期間利回り(年率・単利)

ページトップへ戻る
   

問5 解答・解説

債券の利回りに関する問題です。

(1)直接利回りとは、債券の購入価格に対する1年間に受取る利息の割合のことで、償還差益を考慮しません。
よって、直接利回り(%)=(1年当たりの受取利息÷購入価格)×100となります。
従って問題文の例ですと、直接利回り=0.55/100.90×100=0.545…% →0.55%(小数点第3位四捨五入) です。

(2)最終利回りとは、既発債を償還期限まで保有していた場合の利回りですが、単利の利回りの計算式は、
利回り(%)=(1年間の収益合計/投資金額)×100 です。
※1年間の収益=1年分の利子+1年当たりの差益

1年分の利子  :額面100円×0.55%=0.55円
1年当たりの差益:(償還価格100.00円−購入価格100.90円)/所有期間5年=−0.18円
1年間の収益合計:利子0.55円+差益−0.18円=0.37円
利回り(%)=(収益合計0.37円/投資金額100.90円)×100=0.366…% →0.37%(小数点以下第3位四捨五入)

(3)所有期間利回りとは、既発債を償還期限前に売却した場合の利回りですが、単利の利回りの計算式は、
利回り(%)=(1年間の収益合計/投資金額)×100 です。
※1年間の収益=1年分の利子+1年当たりの差益

1年分の利子  :額面100円×0.55%=0.55円
1年当たりの差益:(売却額100.50円−購入価格100.90円)/所有期間2年=−0.2円
1年間の収益合計:利子0.55円+差益−0.2円=0.35円
利回り(%)=(収益合計0.35円/投資金額100.90円)×100=0.346…% →0.35%(小数点以下第3位四捨五入)

以上により正解は、(1)0.55(%) (2)0.37(%) (3)0.35(%)

問4             問6

  ●無料アプリ版公開中。
  ●学科も実技も完全無料!

  

  ●広告無しの有料版。
  ●広告無しで集中学習!

  

ページトップへ戻る

関連・類似の過去問

この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!

Yahoo! JAPAN

  • このサイト内を検索
ページトップへ戻る

FP対策講座

<FP対策通信講座>

●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら

●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)

●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座

●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】

ページトップへ戻る

Sponsored Link

実施サービス

Sponsored Link

メインメニュー

Sponsored Link

サイト内検索

Copyright(C) 2級FP過去問解説 All Rights Reserved.