問6 2020年9月実技中小事業主資産相談業務

問6 問題文と解答・解説

問6 問題文

Mさんは、Aさんに対して、「非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得および譲渡所得等の非課税措置」(以下、当該非課税口座を「NISA口座」という)の仕組みについて説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

(1)「NISA口座の非課税管理勘定に受け入れることができる上場株式等の限度額(非課税枠)は年間120万円であり、その配当金や譲渡益等の非課税期間は、当該非課税管理勘定が設けられた日の属する年の1月1日から最長で7年間です」

(2)「NISA口座に受け入れた上場株式の配当金を非課税とするためには、配当金の受取方法として株式数比例配分方式を選択する必要があります」

(3)「NISA口座内の上場株式等の譲渡損失の金額については、確定申告を行うことにより、特定口座内の上場株式等の譲渡益と通算することができます」

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問6 解答・解説

一般NISAに関する問題です。

(1)は、×。一般NISA口座の利用限度額(非課税枠)は一人年間120万円で、配当金や譲渡益は、最長5年間、非課税です。

(2)は、○。NISA口座内で株式の配当金を非課税で受け取るには、保有残高に応じた配当金を口座に入金してもらう、株式数比例配分方式を選択する必要があります(郵便振替や振込先の銀行口座の指定は不可)。

(3)は、×。NISA口座内で発生した譲渡損失は、同じNISA口座内や他の一般口座・特定口座内の、上場株式等の配当金等や譲渡益と通算できません
NISA口座内の譲渡損失は「なかったもの」とされ、同じNISA口座内での譲渡益や配当金もそもそも非課税であることから、NISA口座内でも通算されません。

以上により正解は、(1)チ.120 (2)ニ.40 (3)ハ.20 (4)ル.できません

問5             第3問

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