問6 2018年1月実技中小事業主資産相談業務

問6 問題文と解答・解説

問6 問題文

Mさんは、Aさんに対して、株式の投資指標について説明した。《設例》の〈X社の財務データ〉に基づき、Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。なお、X社と同じ業種の銘柄(以下、「比較銘柄」という)による平均PERは17.30倍、平均PBRは1.35倍、平均配当性向は26.20%であるものとする。

(1)「 X社株式のPERとPBRは、比較銘柄の平均値と比べて、いずれも倍率が低く、株価が割安であると判断されます」

(2)「X社株式の配当性向は1.75%であり、比較銘柄の平均値を大きく下回っていますが、成長性のある企業には利益を配当せずに再投資して事業拡大を図る傾向も見られます」

(3)「サスティナブル成長率は、企業の内部留保と利益率から今後の成長率を予測する際に用いられる指標であり、X社のサスティナブル成長率は13.50%と算出されます」

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問6 解答・解説

株式の投資指標に関する問題です。

(1)は、×。PER(株価収益率)とは、現在の株価が1株当たりの当期純利益の何倍かを示すものです。
PER=株価/1株当たり当期純利益=株価/(当期純利益/発行済株式総数)
よって、X社のPER=600円÷(150億円/4億株)=16.00倍

また、PBR(株価純資産倍率)とは、現在の株価が1株当たりの純資産の何倍かを示すものです。
PBR(株価純資産倍率)=株価/1株当たり純資産額
           =株価/(自己資本/発行済株式総数)
よって、
X社のPBR=600円÷(800億円÷4億株)=3.00倍

PER・PBRいずれも、その値が低いほど割安とされますので、比較銘柄の平均PER17.30倍、平均PBR1.35倍と比較すると、X社株式はPERでは割安ですが、PBRでは割高と判断されます。

(2)は、×。配当性向は、当期純利益のうち配当に回した割合を示しています。
配当性向(%)=1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100
よって、X社の配当性向=(42億円/4億株)÷(150億円/4億株)=28%
比較銘柄の平均配当性向は26.20%と比較すると、X社株式の配当性向はやや上回っており、利益を配当して株主に還元する傾向があるといえます。

なお、問題文にある1.75%とは、配当利回りの計算結果です。
配当利回り=1株当たり年間配当金/株価×100
X社の配当利回り=(42億円/4億株)÷600円×100=1.75%

(3)は、○。サスティナブル成長率は、企業の今後の成長率を予測する指標で、以下の数式で表せます。
サスティナブル成長率=ROE×内部留保=ROE×(1−配当性向)

ROE(自己資本利益率)=当期純利益/自己資本×100(%)ですので、
X社のROE=150億円/800億円×100

また、配当性向は、配当金支払額÷当期純利益 で表せます。
よって、X社の配当性向=42億円/150億円

よってサスティナブル成長率は、
(150億円/800億円×100)×(1−42億円/150億円)=13.50%

問5             第3問

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