問6 2017年1月実技個人資産相談業務
問6 問題文
Mさんは、Aさんに対して、X投資信託をドルコスト平均法により購入した場合について説明した。Mさんが説明した以下の表および文章の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。なお、計算にあたっては《設例》および以下の表に記載されていること以外は考慮しないものとし、空欄(3)の解答にあたっては円未満を四捨五入すること。
〈X投資信託の購入条件〉
上記より、X投資信託をドルコスト平均法を用いて購入した場合の平均購入単価(1万口当たり)は、( 3 )円である。
問6 解答・解説
ドルコスト平均法に関する問題です。
ドルコスト平均法は、そのときの株価に関わらず、常に一定金額で積立投資を行う方法です。
よって、各回の購入株式数=各回の投資金額÷各回の株価 となります。
※投信の場合、株式数=口数、株価=基準価額と読み替えます。
第1回の購入口数:40,000円÷(12,500円/1万口)=3.2万口
第2回の購入口数:40,000円÷(10,000円/1万口)=4.0万口
第3回の購入口数:40,000円÷(12,800円/1万口)=3.125万口
第4回の購入口数:40,000円÷(10,000円/1万口)=4.0万口
総合計購入株式数 :3.2万口+4.0万口+3.125万口+4.0万口=14.325万口
総投資金額 :40,000円×4回=16万円
よって、1万口当たりの平均取得単価は、
16万円÷14.325万口/1万口=11169.2≒11,169円(円未満四捨五入)
これに対し、そのときの株価に関わらず、常に一定株式数を購入して積立投資を行う方法を、等株数投資といいます。
よって、各回の投資金額=各回の購入株式数÷各回の株価 となります。
第1回の投資金額:40,000口×12,500円/1万口=5万円
第2回の投資金額:40,000口×10,000円/1万口=4万円
第3回の投資金額:40,000口×12,800円/1万口=5.12万円
第4回の投資金額:40,000口×10,000円/1万口=4万円
総合計投資金額:5万円+4万円+5.12万円+4万円=18.12万円
総投資口数 :40,000口×4回=16万口
よって、1万口当たりの平均取得単価は、
18.12万円÷16万口/1万口=11,325円
つまり、本問では毎回同じ株数を購入する等株数投資よりも、ドルコスト平均法の方が、平均取得単価を下げられることを示しているわけです(どちらが有利となるかは相場状況によって異なります)。
以上により正解は、(1)143,250(口) (2)181,200(円) (3)11,169(円)
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