問6 2015年10月実技個人資産相談業務

問6 問題文と解答・解説

問6 問題文

Mさんは、Aさんに対して、X投資信託をドルコスト平均法により購入した場合について説明した。Mさんが説明した以下の表および文章の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。なお、計算にあたっては購入時手数料等は考慮しないものとし、(3)の解答にあたっては円未満を四捨五入すること。

〈X投資信託の購入条件〉


上記より、X投資信託をドルコスト平均法を用いて購入した場合の平均購入単価(1万口当たり)は、( 3 )円である。

ページトップへ戻る
   

問6 解答・解説

ドルコスト平均法に関する問題です。

ドルコスト平均法は、そのときの株価に関わらず、常に一定金額で積立投資を行う方法です。
よって、各回の購入株式数=各回の投資金額÷各回の株価 となります。
※投信の場合、株式数=口数、株価=基準価額と読み替えます。
第1回の購入口数:300,000円÷(12,000円/1万口)=25万口
第2回の購入口数:300,000円÷(10,000円/1万口)=30万口
第3回の購入口数:300,000円÷(8,000円/1万口)= 37.5万口
第4回の購入口数:300,000円÷(10,000円/1万口)=30万口
第5回の購入口数:300,000円÷(12,500円/1万口)=24万口

総合計購入株式数 :25万口+30万口+37.5万口+30万口+24万口=146.5万口
総投資金額    :300,000円×5回=150万円

よって、1万口当たりの平均取得単価は、
150万円÷146.5万口/1万口=10238.9≒10,239円(円未満四捨五入)

これに対し、そのときの株価に関わらず、常に一定株式数を購入して積立投資を行う方法を、等株数投資といいます。
よって、各回の投資金額=各回の購入株式数÷各回の株価 となります。
第1回の投資金額:300,000口×12,000円/1万口=36万円
第2回の投資金額:300,000口×10,000円/1万口=30万円
第3回の投資金額:300,000口×8,000円/1万口= 24万円
第4回の投資金額:300,000口×10,000円/1万口=30万円
第5回の投資金額:300,000口×12,500円/1万口=37.5万円

総合計投資金額:36万円+30万円+24万円+30万円+37.5万円=157.5万円
総投資口数   :300,000口×5回=150万口

よって、1万口当たりの平均取得単価は、
157.5万円÷150万口/1万口=10,500円

つまり、本問では毎回同じ株数を購入する等株数投資よりも、ドルコスト平均法の方が、平均取得単価を下げられることを示しているわけです(どちらが有利となるかは相場状況によって異なります)。

以上により正解は、(1) 1,465,000(口) (2) 1,575,000(円)  (3) 10,239(円)

問5             第3問

  ●無料アプリ版公開中。
  ●学科も実技も完全無料!

  

  ●広告無しの有料版。
  ●広告無しで集中学習!

  

ページトップへ戻る

関連・類似の過去問

この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!

Yahoo! JAPAN

  • このサイト内を検索
ページトップへ戻る

FP対策講座

<FP対策通信講座>

●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら

●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)

●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座

●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】

ページトップへ戻る

Sponsored Link

実施サービス

Sponsored Link

メインメニュー

Sponsored Link

サイト内検索

Copyright(C) 2級FP過去問解説 All Rights Reserved.