問5 2015年10月実技個人資産相談業務

問5 問題文と解答・解説

問5 問題文

Mさんは、Aさんに対して、X投資信託およびY投資信託について説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

(1) 「AさんがX投資信託およびY投資信託から受け取る収益分配金のうち、元本払戻金(特別分配金)については、非課税となります」

(2) 「Y投資信託の投資対象国通貨に対し、日本円の相対的な価値が下落した場合、他の条件が同一であれば、Y投資信託の基準価額の値下がり要因となります」

(3) 「Y投資信託のように購入時手数料が設定されている投資信託については、販売会社により購入時手数料が異なる場合があります」

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問5 解答・解説

元本払戻金・為替ヘッジ・購入時手数料に関する問題です。

(1) は、○。投信の価格が元本を下回ったときの分配金(元本払戻金(特別分配金))は、元本の取り崩しに相当するため、利益が出ているわけではないとして非課税になります。

(2) は、×。外貨建て金融商品や外国の投資対象(外国株・外国債券等)に投資する金融商品は、購入時より円高の場合、円換算での評価額は少なくなり、円安の場合は大きくなります(円の価値が下がる=外貨の価値が上がる)。
為替ヘッジとは、為替変動リスクを通貨先物やオプション取引等で回避することですので、為替ヘッジのないY投信は、為替ヘッジを行った場合に比べて、円安による為替差益は大きく、基準価額の値上がり要因となります。

(3) は、○。購入手数料は、投資信託の購入時に販売会社に対して支払う手数料ですが、同じ投資信託でも購入する販売会社によって購入時手数料の金額は異なります

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