問6 2015年10月実技生保顧客資産相談業務
問6 問題文
最後に、Mさんは、Aさんに対して、生命保険の見直しについてアドバイスした。Mさんがアドバイスした次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1) 「Aさんが生まれて初めて悪性新生物(がん)に罹患したと医師によって診断確定され、10日間入院(手術なし)した場合、現在加入する生命保険から支払われる保険金および給付金の合計額は15万円です。医療保障を充実させるために、医療保険に新規加入することも検討事項の1つとなります」
(2) 「死亡保障の見直しと同時に、Aさんが現在加入している生命保険に特約として付加されている医療特約では保障されない通院保障や先進医療特約など、新たな医療保障(特約)を準備することも検討事項の1つです」
(3) 「Aさんが現在加入している生命保険には、重度の障害状態や介護状態になった場合の保障がありません。公的介護保険に連動して給付金が支払われる保険(特約)もありますので、見直しの際にご検討ください」
問6 解答・解説
生命保険の保障内容・民間の介護保険に関する問題です。
(1) は、×。悪性新生物(がん)で入院した場合、資料の定期保険特約付終身保険からは特定疾病保障定期保険特約、入院特約、成人病入院特約によってそれぞれ保険金・給付金が支払われます。
※「特定疾病保障定期保険特約」は、脳卒中・ガン・急性心筋梗塞になった際に保険金が支払われます。
※成人病入院特約の給付対象:ガン、脳血管疾患、心臓疾患、高血圧性疾患、糖尿病
入院特約も成人病入院特約も、「1日目から日額5,000円・10,000円」とありますから、悪性新生物(がん)による15日間の入院では、15日分が支払日数です。
従って、支払われる入院給付金は、
特定疾病:300万円
入院 :日額5,000円×10日=5万円
成人病 :日額10,000円×10日=10万円 ですので、合計315万円 です。
(2) は、○。Aさんは病気による入院や手術した場合の保障を充実したいと考えていますが、現在加入している生命保険の医療特約は入院特約だけですので、顧客の希望を踏まえた通院保障や先進医療特約の準備も検討に値します。
(3) は、○。民間の介護保険の支払要件は、公的介護保険の要介護認定に連動するものや、保険契約に定める所定の要介護状態に該当した場合等がありますので、仮に重度の障害状態や介護状態になった際、公的介護保険を補完するために民間の介護保険等も検討に値します。
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