問5 2015年9月実技生保顧客資産相談業務
問5 問題文
次に、Mさんは、Aさんに対して、Aさんが提案を受けている生命保険の内容について説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1) 「Aさんが40歳(保険支払対象期間である65歳まで25年0カ月)で死亡した場合、妻Bさんが収入保障特約から受け取る年金受取総額は3,000万円となり、Aさんが63歳(保険支払対象期間まで2年0カ月)で死亡した場合の年金受取総額は600万円となります」
(2) 「総合医療特約において、疾病・災害入院給付金、手術給付金等の保障はカバーされています。そのほか、がん保障に特化したもの、退院後の通院保障など、Aさんのニーズにあわせて医療保障を充実させることを検討してください」
(3) 「陽子線治療や重粒子線治療などの先進医療の技術に係る費用は200万〜300万円を超える場合があります。なお、先進医療特約の支払対象となる先進医療は、入院を伴う治療に限られ、外来での治療は対象外となるため注意が必要です」
問5 解答・解説
収入保障特約・総合医療特約・先進医療特約に関する問題です。
(1)は、○。収入保障保険や収入保障特約では、被保険者が死亡すると、一定期間死亡保険金が年金形式または一時金で保険金受取人に支払われます。
本問の場合、保障金額は「年額120万円(65歳まで)」とあるため、Aさんが40歳(65歳になるまで25年0カ月)で死亡した場合には、120万円×25年=3,000万円を総額で受け取ることになります。ただし、「(注)最低支払保証期間は5年(最低5回保証)」とあるため、Aさんが60歳〜65歳までの間に死亡して、65歳までの期間が5年未満であった場合でも、5年分である600万円(120万円×5年)を受け取ることになります。
(2)は、○。総合医療特約は、不慮の事故(災害)や病気(疾病)による入院・手術等を保障するものです。さらに、再発しやすいガンに対する保障や通院保障等も合わせて加入することで、医療保障をさらに充実させることが可能です。
(3)は、×。先進医療特約は、厚生労働大臣が承認する先進医療治療を所定の医療機関にて受けたときに、給付金が支払われる特約で、入院を伴う治療に限らず、外来での治療も支払対象です(陽子線治療や重粒子線治療の治療費は200〜300万超ですが、入院せずに外来通院治療も可能です)。
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