問14 2015年5月実技個人資産相談業務

問14 問題文と解答・解説

問14 問題文

仮に,Aさんの相続が現時点(平成27年5月24日)で開始し,Aさんの相続における課税遺産総額(「課税価格の合計額−遺産に係る基礎控除額」)が1億2,000万円であった場合の相続税の総額を計算した下記の表の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な数値を求めなさい。
なお,問題の性質上,明らかにできない部分は「□□□」で示してある。



〈相続税の速算表(一部抜粋)〉

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問14 解答・解説

相続税の総額に関する問題です。

相続税の計算は、課税遺産総額をそれぞれ法定相続分に分割し、分割後の金額に応じた税率で算出します。

相続税の基礎控除は、平成27年1月1日以降は3,000万円+法定相続人の数×600万円となりました。
本問の場合、相続人は妻Bさんと、長男Cさん、二男Dさんの3人ですので、
3,000万円+600万円×3人=4,800万円 です。

問題文の表より、課税遺産総額は1億2千万円です。
妻Bさんの法定相続分は1/2、長男Cさん・二男Dさんの法定相続分はそれぞれ1/4ずつ(1/2÷2)ですから、
妻Bの法定相続分の相続税 :1.2億円×1/2×30%−700万円=1,100万円
長男Cの法定相続分の相続税:1.2億円×1/4×15%−50万円=400万円
二男Dの法定相続分の相続税:1.2億円×1/4×15%−50万円=400万円

従って、相続税の総額=1,100万円+400万円+400万円=1,900万円 です。

以上により正解は、(1)1,100(万円) (2)400(万円) (3)1,900(万円)

問13             問15

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