問34 2014年1月実技資産設計提案業務
問34 問題文
健二さんは、父親の正雄さんが胃ガンで入院したこともあり、医療費が高額になった場合の自己負担限度額について詳しく知りたいと考えている。全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の高額療養費制度における医療費の自己負担限度額に関する下表の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる数値の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、多数該当については考慮しないものとする。
<医療費の自己負担限度額>
1.(ア)65 (イ)70,100 (ウ)35,400
2.(ア)70 (イ)70,100 (ウ)44,400
3.(ア)65 (イ)80,100 (ウ)44,400
4.(ア)70 (イ)80,100 (ウ)35,400
問34 解答・解説
健康保険の高額療養費制度に関する問題です。
サラリーマンなどの会社員が加入する健康保険では、70歳未満の場合、医療費の自己負担は原則3割ですが、自己負担額には上限があり、自己負担限度額を超えた分については、高額療養費として支給されることになります。
<自己負担限度額(70歳未満)>
上位所得者:150,000円+(総医療費−500,000円)×1%
一般所得者: 80,100円+(総医療費−267,000円)×1%
低所得者 : 35,400円
よって正解は、4.(ア)70 (イ)80,100 (ウ)35,400
なお、上位所得者とは、標準報酬月額53万円以上の被保険者・被扶養者のことで、低所得者とは住民税非課税世帯等のことです。
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