問5 2014年1月実技生保顧客資産相談業務
問5 問題文
Mさんは,Aさんに対して,生命保険の見直しについてアドバイスをした。Mさんの,Aさんに対するアドバイスに関する次の記述(1)〜(3)について,適切なものには○印を,不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1) 「生命保険の見直しの前提として,まずは,Aさんが死亡した場合の必要保障額を試算しましょう。必要保障額はお子さまの成長とともに逓減することが一般的ですので,逓減定期保険への加入を検討してみてはいかがでしょう」
(2) 「現在加入している生命保険の保険料支払に負担を感じているのであれば,払済終身保険に変更することも選択肢のひとつです。Aさんが現在加入している生命保険契約を払済終身保険に変更した場合,付加されている疾病入院特約や災害入院特約も継続されますので,検討してみてはいかがでしょう」
(3) 「学資(こども)保険は,教育資金の準備に適した保険商品です。仮に,学資(こども)保険加入後,保険料支払に負担を感じて中途解約する場合であっても,保障内容や経過年数等を問わず,解約返戻金の額は既払込保険料総額を上回りますので,貯蓄性を兼ね備えた学資(こども)保険への加入を検討してみてはいかがでしょう」
問5 解答・解説
必要保障額・払済保険・学資(こども)保険に関する問題です。
(1) は、○。必要保障額=死亡後の総支出−総収入 で、必要保障額は子どもの成長とともに逓減するため、死亡保障が一定額で変わらない通常の定期保険よりも、保険料が割安な逓減定期保険(年を経るごとに保険金額が減っていく)への加入も、選択肢の一つです。
(2) は、×。払済保険は、生命保険の保険料の払込みを中止し、その時点での解約返戻金をもとに、“保険期間は変えない”で、“保険金額は少ない”保険に変更したもので、付加している各種特約は消滅します(リビング・ニーズ特約は継続)。
このため、医療保障や家族の保障等の準備を検討することが必要となります。
(3) は、×。学資(こども)保険は、教育資金の準備に適した貯蓄性の比較的高い保険商品で、解約自体はいつでも可能ですが、中途解約した場合には、保障内容や経過年数等により、解約返戻金が払った保険料の総額を下回ることがあります。
よって、満期まで無理なく払い込める保険料であることが大切です。
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