問38 2013年9月実技資産設計提案業務

問38 問題文と解答・解説

問38 問題文

隆志さんには、平成27年にMZ株式会社から退職一時金2,400万円が支払われる予定である。隆志さんの退職所得の金額の計算に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)に入る適切な数値を語群の中から選び、解答欄に記入しなさい。なお、退職時における隆志さんの勤続年数は37年3ヵ月であり、障害者になったことに基因する退職ではない。

隆志さんの所得税および住民税の計算上、退職所得控除額は( ア )万円、退職所得の金額は( イ )万円である。

<語群>
170   205   340   1,520   1,990   2,060

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問38 解答・解説

退職所得に関する問題です。

退職所得=(退職収入−退職所得控除)×1/2 で計算されますが、退職所得控除額は、勤続年数が20年以下の期間は1年当たり40万円(最低80万円)、20年を超える期間は1年当たり70万円です。
また、勤続年数が1年に満たない場合は切り上げられますので、勤続期間37年3ヶ月の隆志さんは、勤続年数38年とされます。

よって問題文での退職所得の計算式は、
=〔2,400万円−{40万円×20年+70万円×(38年−20年)}〕×1/2
={2,400万円−(800万円+1,260万円)}×1/2
=(2,400万円−2,060万円)×1/2
=170万円

従って正解は、(ア)2,060(万円) (イ)170(万円)

※ちなみに、障害者になったことが直接の原因で退職した場合には、退職所得控除額がさらに100万円加算されます。

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