問5 2013年5月実技個人資産相談業務
問5 問題文
ファイナンシャル・プランナーは,X投資信託のパフォーマンス評価等に関する計算を行った。次の(1),(2)をそれぞれ計算過程を示して求めなさい。
(1)《設例》の条件に基づき,X投資信託のシャープ・レシオを求めなさい。なお,無リスク資産利子率を1%とする。
(2)《設例》の〈X投資信託の今後1年間のシナリオの生起確率と予想収益率〉に基づき,X投資信託の今後1年間の期待収益率を求めなさい。なお,〈答〉は%表示の小数点以下第2位まで表示すること。
問5 解答・解説
シャープ・レシオと期待収益率に関する問題です。
シャープ・レシオ=(ポートフォリオの収益率−安全資産利子率)÷標準偏差 ですので、
X投資信託のシャープ・レシオ=(7%−1%)÷12%=0.5
また、期待収益率=生起確率×予想収益率 で、
ポートフォリオの期待収益率=(各シナリオの生起確率×各シナリオの予想収益率)の総和
となります。
つまり、問題文の例でいくと、好況・現状維持・不況のときのそれぞれの期待収益率を算出し、
その合計がポートフォリオの期待収益率となるわけです。
よって、各シナリオの期待収益率は
好況時の期待収益率 =0.35×18=6.3%
現状維持の期待収益率=0.35×7=2.45%
不況時の期待収益率 =0.3×−15=−4.5%
よってポートフォリオの期待収益率=6.3+2.45+(−4.5)=4.25%
以上により正解は、(1) 0.5 、(2) 4.25%
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