問14 2013年5月実技生保顧客資産相談業務

問14 問題文と解答・解説

問14 問題文

Aさんの相続における相続税額の計算等に関する次の記述(1)〜(3)について,適切なものには○印を,不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

(1)長女Cさんが平成22年9月にAさんから贈与を受けた100万円については,Aさんの相続における長女Cさんの相続税の課税価格に加算する。

(2)孫Eさんが取得した死亡保険金は,相続税における死亡保険金の非課税規定の適用対象とならない。

(3)孫EさんはAさんの一親等内の血族に該当しないため,孫Eさんの納付すべき相続税額には2割相当額が加算される。

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問14 解答・解説

相続税の計算に関する問題です。

(1)は、○。相続開始前3年以内に贈与された財産は、相続税の課税価格に加算(贈与時の価額)されます(相続や遺贈で財産を取得した場合に限る)。

(2)は、×。生命保険の死亡保険金については、「500万円×法定相続人の数」まで非課税となりますが、代襲相続人は法定相続人に含まれます。

(3)は、×。被相続人の一親等の血族及び配偶者以外の人が、相続や遺贈で財産を取得した場合、相続税額の2割相当額が加算されます。
一親等の血族とは、要は親子関係です。問題文のように、被相続人の孫が代襲相続すると親子扱いとなるため、一親等の血族に当たります。

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