2級FP過去問解説　問15　2013年1月実技（個人資産）

Ａさんの相続における課税遺産総額（「課税価格の合計額−遺産に係る基礎控除額」）を１億8,000万円と仮定した場合の相続税の総額を計算した下記の表の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な数値を求めなさい。なお，問題の性質上，明らかにできない部分は□□□で示してある。

相続税の総額に関する問題です。

相続税の計算は、課税遺産総額をそれぞれ法定相続分に分割し、分割後の金額に応じた税率で算出します。

問題文より、課税遺産総額は1億8,000万円です。
被相続人が死亡するよりも先に相続人が死亡した場合、その相続人の直系卑属が代襲相続人として、相続人に代わって相続しますから、孫Ｅさんは、長男Ｃさんの代襲相続人となります。
よって、妻Ｂさんの法定相続分は1／2、長女Dさんと、長男Ｃさんの代襲相続人である孫Ｅさんの法定相続分はそれぞれ1／4です。

妻Ｂの法定相続分の相続税　：1億8,000万円×1／2×30%−700万円＝2,000万円
長女Ｄの法定相続分の相続税：1億8,000万円×1／4×20%−200万円＝700万円
孫Ｅの法定相続分の相続税　：1億8,000万円×1／4×20%−200万円＝700万円

よって、相続税の総額＝2,000万円＋700万円＋700万円＝3,400万円　です。

従って正解は、(1) 2,000、(2) 700、(3) 3,400

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