問20 2012年9月実技資産設計提案業務
問20 問題文
下記<資料>の宅地(貸家建付地)について路線価方式により相続税評価を行った場合、相続税評価額の計算式として、正しいものはどれか。
<資料>
注1:奥行価格補正率 14m以上16m未満 1.00
注2:借家権割合 30%
注3:この宅地には宅地の所有者の賃貸マンションが建っていて、現在満室(すべて賃貸中)となっている。
注4:その他の記載のない条件は考慮しないものとする。
1. 500,000円×1.00×150u×(1−60%)
2. 500,000円×1.00×150u×60%
3. 500,000円×1.00×150u×(1−60%×30%×100%)
4. 500,000円×1.00×150u
問20 解答・解説
路線価方式による不動産評価に関する問題です。
資料の宅地には賃貸マンションが建っていますから、貸家建付地となります。
貸家建付地の評価額=自用地評価額×(1−借地権割合×借家権割合×賃貸割合)
資料より、借地権割合60%、借家権割合は30%、賃貸割合は満室ですから100%です。
また、宅地の自用地評価額=路線価×奥行価格補正率×敷地面積 ですので、
資料の宅地の自用地評価額=500,000円×1.00×150u となります。
以上より、
資料の宅地の評価額=500,000円×1.00×150u×(1−60%×30%×100%)
=500,000円×150u×0.82
=61,500,000円
従って正解は、500,000円×1.00×150u×(1−60%×30%×100%)
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