問2 2011年1月実技(資産設計)

問2 問題文と解答・解説

問2 問題文

    ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)が、ファイナンシャル・プランニング業務を行ううえでは「関連業法」を順守することが重要である。FPの行為に関する次の(ア)〜(エ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。

    (ア)司法書士資格のないFPが、顧客の任意後見人となる契約を取り交わした。

    (イ)税理士資格のないFPが、無料相談会において、相談者の具体的な納税額計算等の税務相談を行った。

    (ウ)弁護士資格がなく、かつ、遺言者や公証人と利害関係のないFPが、顧客の公正証書遺言の作成に当たって、公証役場で証人となった。

    (エ)投資助言・代理業の登録をしていないFPが、顧客と投資顧問契約を締結し、当該契約に基づいて、特定の有価証券に係る動向や投資判断についての助言を行った。

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問2 解答・解説

FP倫理と関連法規に関する問題です。

(ア)は、○。任意後見人となる際、特別な資格は不要ですので、司法書士資格のないFPでも可能です。

(イ)は、×。税理士資格のないFPは、有償無償を問わず、相談者の納税額計算等の、個別具体的な税務相談を行うことはできません

(ウ)は、○。公正証書遺言の証人となる際、特別な資格は不要ですので、弁護士資格のないFPでも可能です。

(エ)は、×。投資助言・代理業の登録をしていないFPは、顧客との投資顧問契約の締結に基づいて、特定の有価証券に係る動向や投資判断についての助言を行うことはできません

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