問11 2012年1月実技中小事業主資産相談業務
問11 問題文
対象地に耐火建築物を建築する場合，延べ面積の限度を求めなさい。計算過程を示し，答は㎡単位とすること。
問11 解答・解説
延べ面積の上限に関する問題です。
最大延べ面積＝土地面積×その土地の容積率 ですが、
容積率は、前面道路の幅が12m未満の場合に、用途地域によって制限されます。
計算式は、
住居系用途地域の場合……前面道路幅×4／10
その他の用途地域の場合…前面道路幅×6／10
この計算式結果と指定容積率を比べて、小さいほうが容積率の上限です。
問題文では道路が8mと25mの2つありますが、このような場合は広いほうの道路幅を前面道路とすることができます。
従って、問題の土地はいずれも前面道路幅25m＞12mですから、用途地域による制限は適用されず、指定容積率が適用されます。
ここで、建築物の敷地が、容積率の異なる２つ以上の地域にわたる場合、敷地全体の最大延べ面積は、「各地域の面積×各容積率」の合計となります。
よって、延べ面積の上限は、
第一種住居地域部分：300㎡×300％＝900㎡
商業地域部分：600㎡×600％＝3,600㎡
対象地の延べ面積上限：900㎡＋3,600㎡＝4,500㎡
問10
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