問11 2024年1月実技資産設計提案業務
問11 問題文
井上隆也さん(38歳)が加入の提案を受けた生命保険の保障内容は下記<資料>のとおりである。この生命保険に加入した場合、次の記述の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる数値を解答欄に記入しなさい。なお、各々の記述はそれぞれ独立した問題であり、相互に影響を与えないものとする。
<資料/生命保険提案書>
・ 井上さんが骨折により8日間継続して入院し、その間に約款所定の公的医療保険の対象となる手術を受け、退院から1ヵ月後に肺炎で5日間継続して入院した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ア )万円である。
・ 井上さんが初めて上皮内がん(上皮内新生物)と診断され、治療のため5日間継続して入院し、その間に約款所定の公的医療保険の対象となる手術を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( イ )万円である。
・ 井上さんがケガにより医師の指示に基づき自宅で40日間療養し、当該期間について公的医療保険の在宅患者診療・指導料が算定されている場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ウ )万円である。
問11 解答・解説
生命保険の保障内容に関する問題です。
骨折で8日間入院後に手術を受け、さらにその退院から1ヶ月後に肺炎で5日間入院した場合、設例の生命保険からは総合入院給付金と手術給付金が支払われます。
総合入院給付金は入院日数が1日以上で支給されますが、『支払事由に該当する入院を60日以内に2回以上したときは継続した「1回の入院」とみなす』とあるため、骨折と肺炎による入院は1回の入院とされます。
給付金合計額=総合入院20万円+手術2万円=22万円
次に、上皮内がん(上皮内新生物)と診断され5日間入院し手術を受けた場合、設例の生命保険からは軽度3大疾病保険金と総合入院給付金、手術給付金が支払われます。
設例の3大疾病保険は「がん(悪性新生物)と診断確定された場合」とあるのみで、「上皮内新生物を含む」等の記載がないため、対象外となります。
※上皮内新生物はガンではあるものの、臓器などの表面部分にとどまっており、転移や再発の可能性が非常に低いため、3大疾病保険でも支払対象に含まない場合があります。
給付金合計額=軽度3大疾病50万円+総合入院20万円+手術2万円=72万円
最後に、ケガにより自宅で40日間療養(在宅患者診療・指導料算定あり)した場合、設例の生命保険からは就業不能給付金が支払われます。
そのほか死亡、入院・通院や手術・診断がないことから、支給される金額は就業不能給付金30万円のみです。
従って正解は、(ア)22(万円) (イ)72(万円) (ウ)30(万円)
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