問58 2024年1月学科

問58 問題文と解答・解説

問58 問題文択一問題

宅地の相続税評価額の算定方法等に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.宅地の評価方法には、路線価方式と倍率方式があり、どちらの方式を採用するかについては、納税者が任意に選択することができる。

2.倍率方式は、固定資産税評価額に国税局長が一定の地域ごとに定める倍率を乗じて計算した金額によって評価する方式である。

3.正面と側方に路線がある宅地(角地)を路線価方式によって評価する場合、原則として、それぞれの路線価に奥行価格補正率を乗じた価額を比較し、低い方の路線価が正面路線価となる。

4.路線価は、路線に面する標準的な宅地の1坪当たりの価額であり、千円単位で表示される。

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問58 解答・解説

宅地の相続税評価に関する問題です。

1.は、不適切。市街地的形態を形成する地域(市街地)の宅地は、路線価をもとに評価額を算定(路線価方式)し、郊外の路線価が定められていない地域の宅地は、固定資産税評価額に一定の倍率を掛けて算定(倍率方式)するため、納税者が自由に選択することはできません。

2.は、適切。倍倍率方式とは、路線価が定められていない地域の宅地について、固定資産税評価額に一定の倍率を乗じて評価する方法です(田舎の土地に多い)。

3.は、不適切。奥行価格補正率とは、奥行が極端に短かったり長かったりする場合は宅地の利用が難しくなることから、評価額を調整するために定められています。
また、側方路線影響加算率とは、正面のみが路線に面している宅地よりも、正面と側面も路線に面している宅地(角地)の方が利用しやすいため、評価額を調整するために定められています。

側方路線に面する宅地の自用地評価額=(I+II)×敷地面積
I:正面路線価×奥行価格補正率
II:側方路線価×奥行価格補正率×側方路線影響加算率

つまり、奥行価格補正後の正面路線価に、奥行価格補正率と側方路線影響加算率を乗じた側方路線価を加算して求めます。
なお、正面路線とは、奥行価格補正後の金額が高い方の路線です。

4.は、不適切。路線価とは、路線(道路)に面する標準的な宅地1u当たりの土地評価額で、路線価図では千円単位で記載されているため、「200D」とある場合は20万円/1uを示します(アルファベットは借地権割合)。

よって正解は、2.

問57             問59

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