問8 2023年9月実技資産設計提案業務
問8 問題文
下記<資料>は、大津さんが購入を検討している物件の登記事項証明書の一部である。この登記事項証明書に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、<資料>に記載のない事項については一切考慮しないものとする。
<資料>
1.権利部(甲区)には、所有権の移転登記のほか、差押え等が記載される。
2.この物件には株式会社KM銀行の抵当権が設定されているが、別途、ほかの金融機関などが抵当権を設定することもできる。
3.細井正さんが株式会社KM銀行への債務を完済した場合、当該抵当権の登記は自動的に抹消される。
4.登記事項証明書は、誰でも法務局などにおいて、交付請求をすることができる。
問8 解答・解説
不動産の登記に関する問題です。
1.は、適切。登記記録の権利部(甲区)には、所有権に関する事項(所有権の保存・移転・仮登記・差押え等)に関する事項が記載され、権利部(乙区)には、所有権以外の権利に関する事項(賃借権や抵当権)が記載されます。
2.は、適切。抵当権は同じ不動産について重ねて設定できます。各抵当権は設定順(登記順)に優劣がつけられ、その順番に従って弁済を受けることになります。
3.は、不適切。債務を完済しても、設定している抵当権は自動的には抹消されないため、住宅ローンを返済し終えた後、抵当権抹消登記をすることが必要です。
4.は、適切。登記事項証明書(登記記録)の交付請求は、手数料を納付すれば誰でも可能であり、登記所に直接出向くだけでなく、郵送やオンラインでも可能ですが、オンライン請求した場合でも、交付を受ける際には郵送か登記所窓口で受け取ることになります。
以上により正解は、3
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