問8 2023年9月実技中小事業主資産相談業務
問8 問題文
《設例》の<資料>に基づき、X社の当期の法人税額を求めるための下記の<計算式>の空欄@およびAに入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。なお、問題
の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。
<計算式>
・課税所得金額
( 1 )万円
・法人税額
□□□万円×15.0%+{( 1 )万円−□□□万円}×23.2%=( 2 )万円
問8 解答・解説
法人税額の計算問題です。
法人税法上の課税所得金額は、法人の確定した決算による会計上の当期純利益をもとに、申告調整を行い算出(税法独自の規定によって、益金・損金に算入・不算入とされる項目を加算・減算する)します。
資料のうち、益金算入額と損金不算入額は加算、益金不算入額と損金算入額は減算対象です。
所得金額=当期利益+加算分−減算分+法人税額から控除される所得税額+欠損金・災害損失金等の当期控除額 ですが、本問では法人税から控除される所得税額や欠損金等は考慮する必要はありません。
課税所得金額=1,990+350+4,200−(40+700)
=5,800万円
また、法人税は比例税率で23.2%、資本金1億円以下の中小法人の場合は所得金額800万円まで15%です。
法人税額=800万円×15%+(5,800万円−800万円)×23.2%=1,280万円
以上により正解は、(1)5,800(万円) (2)1,280(万円)
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】