問5 2023年9月実技中小事業主資産相談業務

問5 問題文と解答・解説

問5 問題文

Mさんは、Aさんに対して、株式投資について説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

(1)「上場株式を証券取引所の普通取引で売買したときの受渡しは、原則として、約定日(売買成立日)から起算して4営業日目に行われます」

(2)「株式累積投資は、毎月100万円未満で設定した一定の金額で同一銘柄の株式を継続的に買い付ける投資方法であり、買い付けることができる銘柄は、取扱会社が選定した銘柄の範囲内となります」

(3)「株式ミニ投資は、一般に、株式を単元株数の10分の1の整数倍で、かつ、単元株数に満たない株数で買い付けることができる投資方法であり、約定価格は注文受付最終時間の翌取引日の始値または売買高加重平均価格となります」

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問5 解答・解説

上場株式の決済日・るいとう・株式ミニ投資に関する問題です。

(1)は、×。株式取引において、約定日から実際の決済日までの期間は、約定日から起算して3営業日です(約定日から2営業日後に決済)。
以前は約定日(売買成立日)から起算して4営業日が受渡日(決済日)でしたが、2019年7月より、約定日から起算して3営業日に短縮されました(約定日から2営業日後に決済)。

(2)は、○。株式累積投資(るいとう)は、金融商品取引業者が選定した株式を、毎月一定日に指定した一定額(1万円以上100万円未満、1,000円単位)、同一銘柄を継続的に買い付けして投資する取引方法です。

(3)は、○。株式ミニ投資は、金融商品取引業者が選定した株式を、売買単位(単元)株数の10分の1単位で売買可能な取引です(売買単位(単元)株数以上の株数では売買不可のため、最大で10分の9まで)。なお、株式ミニ投資での約定価格は、売買注文した日の翌取引日の始値または売買高加重平均価格(売買が成立した価格ごとの出来高で加重平均した価格)です。

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