問10 2023年5月実技個人資産相談業務
問10 問題文
甲土地上に耐火建築物を建築する場合における次の(1)、(2)を求め、解答用紙に記入しなさい(計算過程の記載は不要)。
(1)建蔽率の上限となる建築面積
(2)容積率の上限となる延べ面積
問10 解答・解説
建築面積と延べ面積の上限に関する問題です。
建築面積の上限=土地面積×その土地の建ぺい率 ですが、指定建ぺい率が80%の地域でかつ防火地域内に耐火建築物を建てる場合は、建ぺい率の制限がありません(建ぺい率100%)ので、甲土地で適用される建ぺい率は、100%となります。
よって(1)甲土地の建築面積の上限は、
600u×(80%+20%)=600u
次に、延べ面積の上限=土地面積×その土地の容積率 ですが、容積率は、前面道路の幅が12m未満の場合に、用途地域によって制限されます。
住居系用途地域の場合……前面道路幅×4/10
その他の用途地域の場合…前面道路幅×6/10
この計算式結果と指定容積率を比べて、小さいほうが容積率の上限です。
よって甲土地(近隣商業地域)の容積率は、前面道路が6mですので、
6m×6/10=360% < 指定容積率400%。よって容積率は360%。
よって(2)延べ面積の上限は、
600u×360%=2,160u
以上により正解は、(1)600(u) (2)2,160(u)
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