2級FP過去問解説　問15　2023年1月実技（資産設計）

会社員の小田さんは、２０２２年１２月末で３５年４ヵ月勤め続けてきた株式会社ＹＺを退職し、退職一時金３,０００万円を受け取った。この退職一時金に係る退職所得の金額はいくらになるか。なお、小田さんは、勤務先の役員であったことはなく、退職は障害者になったことに基因するものではない。また、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。

退職所得に関する問題です。

退職所得＝(退職収入−退職所得控除)×1／2　で計算されますが、退職所得控除額は、勤続年数が20年以下の期間は１年当たり40万円（最低80万円）、20年を超える期間は１年当たり70万円です。
また、勤続年数が1年に満たない場合は切り上げられますので、35年4ヶ月の小田さんは、36年とされます。

よって問題文での退職所得の計算式は、
＝[3,000万円−{40万円×20年＋70万円×(36年−20年)}]×1／2
＝{3,000万円−(800万円＋1,120万円)}×1／2
＝(3,000万円−1,920万円)×1／2
＝540万円

以上により正解は、540(万円)

※ちなみに、障害者になったことが直接の原因で退職した場合には、退職所得控除額がさらに100万円加算されます。

  ●無料アプリ版公開中。
  ●学科も実技も完全無料！

  ●広告無しの有料版。
  ●広告無しで集中学習！

この問題と似ている問題を検索してみよう！「検索」ボタンをクリック！

• このサイト内を検索

＜FP対策通信講座＞

●LECのFP通信講座　⇒　FP（ファイナンシャル・プランナー）サイトはこちら

●日本FP協会認定教育機関のWEB講座　⇒　２級ＦＰ技能士 （資格対策ドットコム）

●通勤中に音声学習するなら　⇒　ＦＰ 通勤講座

●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら　⇒　月額定額サービス【ウケホーダイ】