第5問 2023年1月実技個人資産相談業務
第5問 設例
非上場会社であるX株式会社(以下、「X社」という)の代表取締役社長であるAさん(70歳)は、3年後をめどに、X社の専務取締役である長男Cさん(40歳)に事業を承継したいと考えている。Aさんは、長男Cさんに、保有するX社株式のすべてを取得させるとともに、長男Cさん家族と同居している自宅建物(区分所有建物の登記なし)とその敷地を相続させようと考えているが、長男Cさんと長女Dさん(39歳)が遺産分割でもめてしまうのではないかと心配している。
また、Aさんは、長女Dさんから、「マンションの購入を検討しているので、資金を援助してほしい」と頼まれており、住宅取得資金の援助をしたいと考えている。
第5問 資料
<Aさんの親族関係図>
<Aさんの主な所有財産(相続税評価額)>
現預金 : 1億円
X社株式 : 2億円
自宅敷地(400u) : 8,000万円(注)
自宅建物 : 2,000万円
合計 4億円
(注)「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。
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